Intel Core i9 9880H

2019年の4月に発売された第9世代のモバイル用Intel Core i9シリーズCPU。開発コードはCoffee Lake。一般的なモバイル用CPUと比べ名前の末尾にHが付くハイパフォーマンスモデルで、性能重視で設計されている分だけTDPが高くなっています。コア数とスレッド数は8コア16スレッドでTDPは45W。希望カスタマー価格は$556。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 2601 |
マルチ | 13981 |
Cinebench R20
シングル | 447 |
マルチ | 3462 |
Geekbench 5
シングル | 1120 |
マルチ | 6142 |
性能比較

グラフはCore i9 9880Hと同じ第9世代のモバイル用Core i7、Core i9シリーズとの比較。スコアはPassMarkから。シングル性能は同世代のモバイル用i7とは一段差がありますが、決して大きくはありません。マルチ性能は流石i9と言えるほどi7と差を付けており、TDPの高さが気になるもののモバイル用としてはかなり高性能となっています。
Intel Core i9 9880Hの仕様と規格
クロック周波数 | 基本2.3GHz / 最大4.8GHz |
コア / スレッド数 | 8コア / 16スレッド |
TDP | 45W |
内蔵GPU | UHD Graphics 630 |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
国内では20万円を超える高価格帯のノートPCに搭載され販売されていますが、TDPは45Wでデスクトップ用の同じ8コア16スレッドのCore i9 9900Tの35WよりもTDPが高く微妙な立ち位置。性能はPassMarkのベンチマークスコアでは9900Tを上回っていますがCinebench R20では9900Tを下回るスコアとなっています。
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