Intel Core i9 10920X

2019年12月に発売されたIntelの第10世代コアプロセッサーCascade Lakeの10940Xに次ぐ高性能モデルのCPU。12コア24スレッドでTDPは同じ165W。微妙な立ち位置なのもあってショップでの取り扱いが少ない状況。現在の市場価格は10万円弱。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 2648 |
マルチ | 26793 |
Geekbench 5
シングル | 1201 |
マルチ | 12984 |
性能比較

グラフはCore i9 10920Xと同じ第10世代のCore Xシリーズとの比較。スコアはPassMarkから。同世代のCore Xシリーズの中でシングル性能は最高スコアとなっています。マルチ性能は1つ下の10900Xとのスコアの開きより1つ上の10940Xの開きの方が小さくなっています。
Intel Core i9 10920Xの仕様と規格
クロック周波数 | 基本3.5GHz / 最大4.6GHz / 4.8GHz(ITBM 3.0) |
コア / スレッド数 | 12コア / 24スレッド |
TDP | 165W |
対応ソケット | LGA2066 |
内蔵GPU | 無し |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
ITBM(インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー) 3.0により最もパフォーマンスの高いコアを識別し、必要に応じてそれらのコアの周波数を上げる事が可能。PassMarkとGeekbench 5のベンチマークスコアでは1つ上のi9 10940Xどころか最上位の10980XE Extreme Editionをシングルで上回る性能。但しマルチでは明確に性能で劣るスコア差が出ています。十分すぎる性能ではあるものの10万円前後の価格もあって上位のCPUとの価格差が小さく感じられる為、コストパフォーマンスの悪い印象を受けます。
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