Intel Core i7 9750H

国内では2019年の6月ごろに発売された第9世代のモバイル用Intel Core i7シリーズCPU。開発コードはCoffee Lake。第9世代のモバイル用i7 CPUとしては3つある中で最も下のモデルで、i7 9750Hが採用されている国内販売のノートPCの販売価格は安い物で10万円前後。コア数とスレッド数は6コア12スレッドでTDPは45W。希望カスタマー価格は$395。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 2531 |
マルチ | 11509 |
Cinebench R20
シングル | 441 |
マルチ | 2653 |
Geekbench 5
シングル | 1068 |
マルチ | 5020 |
性能比較

グラフはCore i7 9750Hと同じ第9世代のモバイル用Core i7、Core i9シリーズとの比較。スコアはPassMarkから。シングル性能は同じCore i7では誤差程度の差ですがi9と比較すると明確に差が出ています。マルチ性能は意外にも一段上のモデルの9850Hと変わらない性能ですが、ほぼ同仕様の9750HFとは開きがあります。
Intel Core i7 9750Hの仕様と規格
クロック周波数 | 基本2.6GHz / 最大4.5GHz |
コア / スレッド数 | 6コア / 12スレッド |
TDP | 45W |
内蔵GPU | UHD Graphics 630 |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
9750の名前が付くCPUはこのi7 9750Hとi7 9750HFがありますが、9750HがIntelのGPU内蔵モデルで9750HFがGPUが内蔵されていないモデルとなっています。ベンチマークのスコア上ではデスクトップ用CPUと遜色ない高い性能となっていますが、その分だけモバイル用のCPUとしてはTDPが高くなっています。
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