AMD Ryzen Threadripper 2920X

2018年10月18日に発売されたAMD社の第2世代Ryzen Threadripperシリーズ最下位モデル。Zen+ アーキテクチャ採用で12コア24スレッド、TDPは180W。最下位モデルとは言えThreadripperシリーズだけあって発売当初の価格は9万円弱でしたが現在の市場価格の相場は3万円台。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 2202 |
マルチ | 21817 |
Cinebench R20
シングル | 439 |
マルチ | 5843 |
Geekbench 5
シングル | 1070 |
マルチ | 9966 |
性能比較

グラフはRyzen Threadripper 2920Xと同じ第2世代のThreadripperシリーズとの比較。スコアはPassMarkから。比較対象の中でシングル性能は2950Xと僅差の2番手。マルチ性能でも2950Xには大きく離されていますが、本来 第2世代のThreadripperシリーズ では最下位モデルにも拘わらず2970WXを上回る結果。
AMD Ryzen Threadripper 2920Xの仕様と規格
クロック周波数 | 基本3.5GHz / 最大4.3GHz |
コア / スレッド数 | 12コア / 24スレッド |
TDP | 180W |
対応ソケット | sTR4 |
内蔵GPU | 無し |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
他の第2世代Ryzen Threadripperシリーズと比較すると1つ上の2950Xとはシングルスコアで殆ど差が無く、マルチスコアで明白に劣る結果が出ています。更に上位の2970WXや2990WXとはシングル、マルチ共に殆ど差が無いスコアで通常使用では性能差は少ない模様。但しWXはDynamic Local Mode(ダイナミック・ローカル・モード)を備えている事から特定のアプリケーションでは、この機能の有無で大きな性能差が出るかもしれません。
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