AMD Ryzen 9 3950X

2019年11月に発売されたAMD社のZen 2アーキテクチャが採用された第3世代Ryzenシリーズ上位モデル。第3世代からの登場となるRyzen 9ですが、一般販売されているのはこの3950Xと3900Xのみ。超高価格帯のThreadripperを除けば現行、第3世代のRyzenの最上位CPUになります。3900Xと比べてコアが4つ増えており16コア32スレッドで動作。現在の価格相場は10万円前後。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 2982 |
マルチ | 35646 |
Cinebench R20
シングル | 531 |
マルチ | 9148 |
Geekbench 5
シングル | 1310 |
マルチ | 14336 |
性能比較

グラフはRyzen 9 3950Xと同じ第3世代のRyzenシリーズとの比較。スコアはPassMarkから。Threadripperを除けば最高峰のCPUだけあってマルチ性能はRyzen 5やRyzen 7をぶっちぎっています。同じRyzen 9の3900Xとの比較でもかなりの差が付いています。グラフにはありませんが、この性能は第2世代のThreadripperをも軽く上回る為、価格以上の性能と言っても過言ではないでしょう。
AMD Ryzen 9 3950Xの仕様と規格
クロック周波数 | 基本3.5GHz / 最大4.7GHz |
コア / スレッド数 | 16コア / 32スレッド |
TDP | 105W |
対応ソケット | AM4 |
内蔵GPU | 無し |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
3900Xとの比較としてベンチマーク上のスコアではシングルの性能差は僅かに上回る程度ですが、コアが4つ多いだけあってマルチではPassMark、Cinebench R20、Geekbench 5の全てで明白に差が出ています。更に性能を上回る第3世代のThreadripperがありますが、家庭用の現実的なデスクトップ用PCのCPUとしては最高峰と言えるかもしれません。
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