AMD Ryzen 7 3750H

2019年に発売となっているAMD社のZen+アーキテクチャ採用、末尾にHが付く第2世代Ryzen 7シリーズのモバイル用CPU。第2世代のモバイル用CPUでは最上位モデル。Ryzen 5 3550H同様、末尾にHが付くモデルは末尾がUのモデルよりTDPが高くなっており、その分だけ高性能に設計されています。コア数とスレッド数は4コア8スレッドでTDPは35W。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 2121 |
マルチ | 8487 |
Cinebench R20
シングル | 367 |
マルチ | 1809 |
Geekbench 5
シングル | 818 |
マルチ | 3155 |
性能比較

グラフはRyzen 7 3750Hと同じ第2世代のモバイル用Ryzenシリーズとの比較。スコアはPassMarkから。流石、最上位モデルだけあって性能はシングルもマルチもトップ。末尾がUとなっているTDP 15Wのモデルをマルチ性能で話していますが同じ末尾がHのTDP 35W 3550Hとはスコア上では大きな差は出ていません。
AMD Ryzen 7 3750Hの仕様と規格
クロック周波数 | 基本2.3GHz / 最大4.0GHz |
コア / スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
TDP | 35W |
内蔵GPU | Radeon RX Vega 10 |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
PassMark、Cinebench R20、Geekbench 5の3つ全てで1つ下のRyzen 5 3550Hのスコアを上回っていますが、その差はあまり大きくはありません。また、3750Hに内蔵されているGPUのRadeon RX Vega 10と3550Hに内蔵されているRadeon Vega 8の性能差もPassMarkに掲載されているG3D Markのスコアで比較すると非常に小さく殆ど差は無い模様。
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