AMD Ryzen 7 3700U

2019年に発売となっているAMD社のZen+アーキテクチャ採用、第2世代Ryzen 7シリーズのモバイル用CPU。第2世代のモバイル用Ryzenで末尾にUが付く低TDPのCPUの中では最上位のモデル。国内では販売価格が10万円を超えるノートPCの上位モデルに搭載され販売されています。コア数とスレッド数は4コア8スレッドでTDPは15W。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 2013 |
マルチ | 7192 |
Cinebench R20
シングル | 367 |
マルチ | 1515 |
Geekbench 5
シングル | 726 |
マルチ | 2635 |
性能比較

グラフはRyzen 7 3700Uと同じ第2世代のモバイル用Ryzenシリーズとの比較。スコアはPassMarkから。シングル性能は僅差で3500Uを上回っているものの、マルチ性能で劣る結果となっています。但しマルチスコアで劣るのはPassMarkのみであり、実際の性能は3500Uより上の筈。
AMD Ryzen 7 3700Uの仕様と規格
クロック周波数 | 基本2.3GHz / 最大4.0GHz |
コア / スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
TDP | 15W |
内蔵GPU | Radeon RX Vega 10 |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
PassMarkのベンチマークスコアではマルチの性能がRyzen 5 3500Uに微妙に負けていますが、Cinebench R20とGeekbench 5では若干勝っている結果が出ています。シングルスコアでも僅差で勝ったり負けたりですが同じ4コア8スレッドで性能的には大差ない模様。また、内蔵されているGPUの Radeon RX Vega 10は思ったほど3500U内蔵のRadeon Vega 8より優れているというわけでもなく、グレードが上の割に性能の優位性は小さいようです。
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