AMD Ryzen 5 3500U

2019年に発売となっているAMD社のZen+アーキテクチャ採用、第2世代Ryzen 5シリーズのモバイル用CPU。国内で販売されているノートPCでも良く目にするCPUで、ノートPCとしてはそれなりの性能でありながらも低価格で販売されています。内蔵GPUはRadeon Vega 8でコア数とスレッド数は4コア8スレッド、TDPは15W。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 1953 |
マルチ | 7244 |
Cinebench R20
シングル | 360 |
マルチ | 1483 |
Geekbench 5
シングル | 731 |
マルチ | 2558 |
性能比較

グラフはRyzen 5 3500Uと同じ第2世代のモバイル用Ryzenシリーズとの比較。スコアはPassMarkから。シングル性能は上位の3700Uや3550H、3750Hと大差ないスコア。マルチ性能でもかなり健闘しており7300Uを上回っていますが、飽くまでもベンチマークスコアであって実際の性能は3700Uより本来下の筈。
AMD Ryzen 5 3500Uの仕様と規格
クロック周波数 | 基本2.1GHz / 最大3.7GHz |
コア / スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
TDP | 15W |
内蔵GPU | Radeon Vega 8 |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
ベンチマークでは1つ下のRyzen 3 3300Uと比べるとシングル、マルチ共に明確に差があり、同世代でデスクトップPC用のRyzen 3 2300X辺りと性能的に近いスコア。Ryzen 5シリーズとしてはマルチ性能がやや物足りない印象もありますが、TDP 15WでGPU内蔵、搭載されているPCも比較的低価格なのも考慮するとバランスの良いCPUとも言えます。
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