AMD Athlon 3000G

2019年11月に発売されたAMD社の低価格帯CPU。2コア4スレッド、TDP35Wで同じZenアーキテクチャのAthlonシリーズと仕様は殆ど同じですが名前は3000番台になり末尾はGEではなくGのみとなっています。クロック周波数が同じ3.5GHzの240GEと全く同じ仕様に見えますがグラフィック性能が若干向上している他、クロックの倍率がアンロックされている点が異なります。販売市場価格は発売当初から現在まで7000円台で推移しています。
ベンチマークでの性能計測
PassMark
シングル | 1773 |
マルチ | 5284 |
Cinebench R20
シングル | 339 |
マルチ | 887 |
性能比較

グラフはAthlon 3000Gと同じZenアーキテクチャ採用のAthlonシリーズとの比較。スコアはPassMarkから。スコアでは240GEに劣り220GEより少し勝る程度となっています。但し公式にもオーバークロックのロック解除とあるように、オーバークロックありきでのCPUとなっているのでユーザ次第で性能アップを狙える仕様となっています。
AMD Athlon 3000Gの仕様と規格
クロック周波数 | 基本3.5GHz |
コア / スレッド数 | 2コア / 4スレッド |
TDP | 35W |
対応ソケット | AM4 |
内蔵GPU | Radeon Vega 3 |
各項目の情報は用語解説をご参照ください。
備考
ベンチマークのスコア上、PassMarkでは240GEに劣る結果が出ていますがCinebench R20では僅差で上回っています。内蔵グラフィックは200番台のAthlonと同じRadeon Vega 3ですが、200GE、220GE、240GEが1000MHzなのに対し3000Gは1100MHzで動作。また、Zenアーキテクチャを採用したAthlonでは唯一オーバークロックが可能となっています。
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